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キーワード!労災・労災事故ニュース

労災や労災事故をキーワードに気になるニュースをまとめています。

死亡労災根絶へ 運動展開で防止に力 (2015年 6/19)

 北海道労働局は18日、8月末まで「建設工事死亡災害根絶運動」を展開すると発表した。今年の死亡災害が15日までに11人と前年同期(5人)の2倍を超える勢いで推移。これ以上の死亡重大災害の発生に歯止めをかけるため、急きょ決めた。

 道労働局の集計によると、5月末現在の労働災害による死傷者は263人で、前年比23人、8%減少しているが、死亡災害は6月15日現在の速報値で11人に上り、前年同期の2倍以上となる憂慮すべき事態となっている。特に第2四半期(4~6月)の死者が8人と集中し、この中には4月に苫小牧市のキノコ工場の改修工事現場で火災によって亡くなった4人のうち、詳細が判明した2人も含まれている。6月に入ってからは3人が死亡した。

 死亡災害や重篤災害は例年、工事の追い込み期に入っていく7月以降に多発する傾向にあり、道労働局は17日、建設業労働災害防止協会北海道支部、建設関係団体、建設工事発注機関に対し、死亡重大災害発生の未然防止を求める要請を行った。

 高さ2メートル以上の高所作業の場合、足場などの作業床や手すりを設置するなど墜落転落災害防止措置を確実に行うほか、重機・移動式クレーンの点検整備、安全な作業方法の徹底、建設業寄宿舎の火災予防や建設現場における発泡プラスチック系断熱材による火災防止、交通労働災害熱中症対策も十分実施するよう求めている。

 また、取り組みの期間中、安全大会や安全研修会、安全パトロールを通して重点項目の点検、確認を要請。全道17労働基準監督署による監督指導や個別、集団指導などの各種安全衛生対策を実施していく方針だ。

苫小牧民報社 2015年 6/19